ECサイトの運営に欠かせない5つのスキル|スキルアップに役立つ資格もご紹介!

ECサイトを開設し、ただ運営しているだけでは売上を向上させることはできません。ECサイト運営を成功させるためには、様々なスキルを駆使して、集客力の向上や使用しやすいサイトへの改修、魅力的な商品開発などのスキルを行っていく必要があります。

今回はECサイト運営に欠かせないスキルと、ECサイト運営のスキルアップに役立つ資格を紹介します。

目次

スキルとは?

スキルとは?

スキルは日本語で「技能」と呼ばれ、訓練や学習により獲得した能力のことです。知識と混同されがちですが、知識は自分が知っている概念・事実に関する情報のことを指します。

両者の大きな違いはその概念です。スキルは実践・経験によって得られるものであるのに対し、知識は書籍や他人からインプットすることで蓄積するものを指します。概念は異なるものの、個人が保有しているという点では共通しているのも両者の特徴です。

ECサイトの運営に欠かせない5つのスキル

ECサイトの運営に欠かせない5つのスキル

ECサイト運営に欠かせないスキルは次の5つです。

  • WEBマーケティングに関するスキル
  • 商品企画に関するスキル
  • カスタマーサポートに関するスキル
  • 数値分析に関するスキル
  • クリエイティブに関するスキル

それぞれ詳しく解説していきます。

1.WEBマーケティングに関するスキル

ECサイト運営も店舗運営と同じく、集客力の向上が欠かせません。綺麗なECサイトを制作し、どんなに良い商品を販売していても、集客できなければECサイトにユーザーが来ないため、購入につながらないからです。

多くのユーザーをECサイトに集めるためには、Webマーケティングに関するスキルが必要となります。

2.商品企画に関するスキル

商品企画に関するスキルもECサイト運営には欠かせません。集客力向上によってECサイトに多くのユーザーがアクセスしても、ユーザーに刺さる商品を作れなければ、売上の向上にはつながらないからです。

したがって、ECサイトの運営にはユーザーニーズの調査・分析やトレンドなどを考慮しながら、ユーザーに刺さる商品を企画するスキルも必要となります。

3.カスタマーサポートに関するスキル

カスタマーサポートに関するスキルは、ECサイト運営に欠かせないユーザー対応スキルです。カスタマーサポートでは、商品受注前後の問い合わせやクレーム対応を主に行います。

ECサイトの場合、実店舗とは違って対面での対応ができません。そのため、ECサイト運営のカスタマーサポートは迅速かつ丁寧な対応を行う必要があります。

カスタマーサポートは顧客の流出にも直結するため、常にユーザーの気持ちに寄り添って丁寧な対応を行っていかなければなりません。

4.数値分析に関するスキル

数値分析スキルもECサイト運営には必要なスキルです。ECサイト運用では、収集した年齢や性別、居住地、行動履歴など、実店舗では可視化できなかった様々なデータを収集できます。

これらデータを分析したうえで効果的な施策を打ち出し売上を向上させていくためには、数値分析スキルが欠かせません。

5.クリエイティブに関するスキル

クリエイティブスキルとは、HTMLやCSSといったコーティング、画像加工やバナー制作などのスキルのことです。

ECサイトの売上を向上させるためには、ユーザーに商品の魅力をしっかりと伝えたり、快適的に買い物ができるサイトを構築したりしなければなりません。これらを実現するために必要となるのが、クリエイティブスキルです。

ECサイト運営のスキルアップに役立つ5つの資格

ECサイト運営のスキルアップに役立つ5つの資格

ECサイト運営のスキルアップに役立つ資格は次の5つです。

  • ネットショップ実務士
  • ウェブデザイン技能検定
  • 通販エキスパート検定
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
  • ネットショップマスター資格認定

各資格について詳しく解説していきます。

1.ネットショップ実務士

ECサイトを運営するうえで必須になる資格はありません。ただ、取得できるだけの知識があることで役立つ資格として、ネットショップ実務士という資格があります。

ネットショップ実務士は、一般財団法人ネットショップ能力認定機構が2010年〜開始した民間資格で、以下のように5段階のレベルに分けられています。

  • レベル1 基礎知識
  • レベル2 実践知識
  • レベル3 実践経験
  • レベル4 EC企画能力
  • レベル5 EC経営能力

レベル3以上は実務経験などが必要になりますが、レベル1〜2については実務未経験でも受験でき、4択のマークシートで70問中49問の正解で合格になります。

ネットショップの概要や実務上の共通知識、ネットショップの運営管理に関する物流の知識や問い合わせ、クレーム対応、web制作に関すること、プロモーション、顧客獲得などの幅広い知識を学ぶことができます。

2.ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定とは、総合的かつ実践スキルを持っているウェブデザイナーだと証明できる国家資格です。NPO法人インターネットスキル認定普及協会が主催しており、ウェブ業界では唯一の国家資格となっています。

そのため、ウェブ業界での注目度は高く、取得すればEC業界はもちろん、ウェブ業界でも転職が有利になる資格です。レベルは1級〜3級の3段階となっており、民間資格と違って、2級以上の申し込みは短大・大学・高専卒などの受験資格が設けられています。

出願形式は課題選択とマークシート方式で学科が60分・実技が120分、合格基準は70点以上です。実務試験ではHTML・CSSで実際にコーディングを行わなければならないため、ウェブデザインの実務レベルを問う試験内容となっています。

参考:ウェブデザイン技能検定

3.通販エキスパート検定

通販エキスパート検定とは、一般社団法人・通販エキスパート許可委が主催している民間資格です。レベルは基本コースの3つ、スペシャリストコース2つの全5種類で、出願形式はパソコンによる4択の選択式で試験時間は60分、合格基準は70点以上です。

ECサイト運営のスキルアップに役立つ資格ですが、試験範囲は実務戦略から法務知識まで、通販業界で活躍している方全員に役立つ知識を包括的に問う試験内容になっています。

また、近年はスペシャリストコースを受ける方も増えており、こちらは通販企業の強みを生かすビジネス戦略や、ユーザーポートフォリオなど、より専門的な内容となっています。

参考:通販エキスパート検定

4.Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは、Google公式の公式認定資格で、Googleアナリティクスを深く理解し、機能を最大限活用できる知識があるか確認するものです。合格すれば、Googleアカウントに資格情報が紐づけられて、Googleアナリティクスを業務レベルで扱える知識を保有している人材であることを証明できます。

出願形式はインターネットを使用した選択方式で、受験時間は90分、合格基準は正答率80点以上です。Web系企業やECサイト運営企業への転職・キャリアアップにも有利となるため、ECサイト運営者を目指すのであれば取得することをおすすめします。

参考:Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

5.ネットショップマスター資格認定

ネットショップマスター資格認定とは、ECサイト運営に関わる知識を取得できる資格です。ただ、ネットショップマスター資格認定は座学形式の講座を受講すると資格取得できるため、民間の認定資格ではありません。

そのため、これまで紹介した資格のように、取得したからといって転職・キャリアアップが有利になるわけではありません。ただ、資格取得すると、個別セミナーの割引やEC運営関連の相談窓口提供などが受けられるため、転職・キャリアアップの基礎固めや足がかりには最適な資格といえます。

まとめ

まとめ

今回はECサイト運営に欠かせないスキルと、ECサイト運営のスキルアップに役立つ資格について紹介しました。ECサイトをただ運営しているだけでは、売上の向上は見込めません。

売上を向上させていくためには、「WEBマーケティングに関するスキル」や「商品企画に関するスキル」などのスキルを活用しながら、総合的に運用していく必要があります。

また、ECサイトの利用が一般的となった現代では、ECサイト運営のスキルアップに役立つ資格も豊富です。転職・キャリアアップを目指すのであれば、この機会に資格取得を目指すことをおすすめします。

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