未経験からRPAエンジニアになることはできる?RPA資格やスキル習得の学習方法について解説!

DX化や業務効率化を目的として、RPAを導入する企業が増えています。RPAが注目されるとともに需要が増しているのが「RPAエンジニア」の需要です。そこで本記事では、RPAエンジニアの業務内容や必要なスキル、RPAの資格、スキル習得の学習方法を解説します。

目次

そもそもRPAとは?

RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットを使用することでこれまで人間が行っていた業務を自動化し、効率化を図る取り組みのことです。RPAを活用すれば、定型業務の自動化や効率化が図れます。

定型業務とは、ルールに沿って繰り返し実行される業務のことです。定型業務を自動化すれば人は業務結果を確認するだけで良くなり、その結果人件費の削減や人手不足の解消につなげられます。また、業務の効率化だけでなくヒューマンエラーの未然防止も期待できます。

RPAエンジニアとは?業務内容について解説!

RPAエンジニアの業務内容として、次の3つが挙げられます。

  • RPAシステムの導入
  • RPAシステム開発
  • RPAシステムの運用・保守

RPAシステムを導入するには、RPAエンジニアが自動化する業務内容や業務フローを理解する必要があります。顧客へのヒアリングを皮切りに、使用するシステムやツール、業務に必要な帳票などの情報を収集・分析を行わなければなりません。

そして、分析結果をもとにRPAで自動化する業務範囲を定義します。RPAシステムの開発では、RPAロボットが業務フローを再現するための「シナリオ」を作成します。

このシナリオの内容が曖昧だと正しく処理されず、思ったような自動化が図れません。つまり、シナリオ作成の質がRPAのシステムに直結するのです。

さらに、RPAの運用・保守もRPAエンジニアの重要な業務です。運用・保守では主にソフトウェアのアップデートや不具合の対応などが該当します。

RPAエンジニアに必要なスキルを取得するにはどうすればよい?

RPAエンジニアに必要なスキルとして、次の4つが挙げられます。

  • ITプラットフォームのスキル(OSやハードウェアなどの基礎スキル)
  • HTMLに関するスキル
  • RPAツールのスキル
  • 業務分析スキル

RPAエンジニアとして広く活躍するためにも、ここではスキルごとの詳しい内容についてみていきましょう。

ITプラットフォームのスキル(OSやハードウェアなどの基礎スキル)

パソコンで行われる定型業務は、基本的にRPAの適用対象です。ただし、企業によってさまざまなITプラットフォームを利用しており、使用するOSやハードウェアも異なります。

そのため、それぞれに異なる特徴や仕様といった基本スキルの習得はRPAエンジニアになるにあたって欠かせない要素の1つといえます。

HTMLに関するスキル

HTMLはWebサイトを構築・制作する際に用いられる言語です。一見、RPAとは関係ないと思われるかもしれません。

しかし、企業の業務課題によってはWebサイトを対象としたRPAシステムの開発が求められる場合があります。そのため、HTMLに関する基本的なスキルや知識もあるとより幅広い業務の自動化に対応できます。

RPAツールのスキル

もちろん、RPAツールのスキルも身に付ける必要があります。代表的なRPAツールとしては「Blue Prism」「WinActor」「BizRobo!」などが挙げられます。

顧客の業務にRPAを導入するうえで、RPAツールは必ず使用します。すべてのRPAツールを網羅する必要はないものの、最低でも1つ以上のツールに関するスキルは取得しておきたいところです。

業務分析スキル

業務分析スキルはRPAエンジニアにおいて最も重要なスキルです。RPAの効果を高めるには、自動化しやすい定型業務や類似した業務などを洗い出す必要があります。

この洗い出しに必要になってくるのが、業務分析スキルです。前述のとおり、RPAのシナリオの質がRPAシステムの質に直結します。

業務分析スキルが低いと業務の洗い出しが不十分になり、その結果としてシナリオの質の低下を招きます。

おすすめのRPA学習法

おすすめのRPA学習法として、主に次の3つが挙げられます。

  • ITパスポートや基本情報技術者試験などのITの基礎知識を習得する
  • RPAに関する資格取得を目指す
  • RPAツールに触れる

必要なスキルを正しく身につけるためにも、それぞれの学習法について詳しくみていきましょう。

ITパスポートや基本情報技術者試験などのITの基礎知識を習得する

まずは、ITパスポートや基本情報技術者といったITの基礎知識を習得しましょう。データの入力やシステムを活用したカスタマー対応など、RPAはプロセスが固定化されている定型業務の自動化に向いています。

そのため、RPAの得意領域や利用方法などの基礎知識を習得するには、ITパスポートや基本情報技術者試験の知識が大きく役立ちます。

RPAに関する資格取得を目指す

RPAエンジニアとしてのスキルを証明するためには、RPAに関する資格取得がおすすめです。代表的なRPA関連の資格として、次の5つが挙げられます。

  • RPA技術者検定
  • UiPath Certified Professional
  • BizRobo!検定
  • Blue Prism認定プログラム
  • Automation Anywhere Certified

利用するRPAツールや担当するお客様の傾向などを見ながら、取得すべき資格を選定しましょう。

RPAツールに触れる

RPAやITの基礎知識を習得したら、RPAツールに実際に触れてみましょう。ツールの種類によっては、無料でダウンロードできるものもあります。

知識を得ることも大事ですが、実際に操作してみないと分からない部分も多くあります。操作方法を解説する書籍や動画も存在するので、上手く活用してみてください。

【結論】未経験からRPAにはなれる?RPAエンジニアの将来性を含めて解説!

未経験であってもRPAエンジニアになれます。RPAエンジニアは必ずしも高度なプログラミングスキルを必要とせず、未経験でも挑戦しやすいからです。

また、労働力不足の補填にRPAが注目されており、RPAエンジニアの需要は高まっています。2019年に行った経済産業省の調査によれば、2030年にはIT人材不足が最大79万人に拡大するともいわれており、RPAエンジニアは将来性の高い職種であるといえるでしょう。

RPAエンジニアの将来性と今後の可能性については次の記事でも詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

【2022年最新!】RPAエンジニアの将来性と今後の可能性について解説! | FULLTIM

まとめ

業務効率化や労働人口不足の補填という観点からRPAを導入する企業が増えており、RPAエンジニアの需要も同じく高まっています。RPAエンジニアは高いプログラミングスキルを必要とせず、未経験からでも取り組みやすい職種の1つです。

ただし、RPAシステムの導入はもちろんのこと、運用や保守といったように幅広い役割も担う必要があります。また、業務分析やHTML、RPAツールなどの基本的なスキルも欠かせません。

ちなみに、弊社アスニカに在籍する多くのエンジニアも未経験から挑戦しています。「挑戦する勇気」「やる気」さえあれば、多くの経験を積むことができます。

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RECRUIT | アスニカ株式会社

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