RPAがオワコンと言われる3つの理由|利用企業の割合や将来性を解説

「RPAはオワコン」と聞き、自社の選択は間違っていたのではないかと不安に感じる人も多いでしょう。
今回行った独自アンケートによると、RPAはオワコンかもしれないと感じたことが「たまにある」と回答した人は58%、「よくある」と回答した人は9%でした。

つまり、約7割の人がRPAに対して不安を感じた経験があります。
しかし、RPAが本当に「オワコン」なのかどうかは、使う人の考え方や活用方法によって変わります。
この記事では、RPAがオワコンと言われる理由や、他のツールと組み合わせた今後の活用方法について解説します。
今後、RPAをどのように活用するか悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。

FULLTIMEは、AI-OCRやメール管理・配信システムなどの外部ツールと連携でき、データの取得から処理、通知・共有まで自動化できます。
RPA単体では難しい業務も、他ツールと組み合わせることで、業務プロセス全体の効率化が可能です。
- 100社以上のECサイトで500台以上のロボット運用実績
- 導入前の要件定義から、開発・保守まで一貫して対応
- インターネットからログインできれば、ほぼすべての外部ツールと連携可能
また、RPAは導入する過程で業務プロセスの見直しを行うため、業務の標準化や属人化の解消にもつながります。
FULLTIMEでは、「RPAはオワコンではないか」「このまま使い続けてよいのか」と感じている企業への運用の見直しや、活用方法のアドバイスを行っています。
RPAやAIの導入を検討している人や、今後の活用方法を整理したい人は、ぜひお気軽にご相談ください。
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RPAを利用している企業は40%

独自アンケートの結果によると、RPAを導入して現在も利用している企業は40%でした。
また、導入したものの活用できていない企業も30%存在しています。
この結果から、RPAの活用は進んでいるものの、すべての企業に普及しているとは言えない状況であることがわかります。
さらに、RPAの普及状況は企業の規模によって大きな違いがあります。
MM総研の調査によると、2023年度末時点のRPA導入率は以下のとおりです。
- 中堅・大手企業(年商50億円以上):44%
- 中小企業(年商50億円未満):15%
この数字から、業務量が多く定型業務が発生しやすい企業ほど、活用が進んでいると考えられます。
一方で、年度別のデータを見ると、中小企業のRPAの利用率も少しずつ高まっています。
業務内容や組織体制によっては、企業規模に関係なくRPAが活用されている場合もあるでしょう。
RPAの流行は日本だけ?世界の市場規模
RPAは日本国内だけでなく、世界中で市場が拡大している技術です。
市場調査によれば、RPA市場は2025年に63億1,000万米ドルと推計されており、2026年には81億2,000万米ドルまで成長すると予測されています。
これまでのRPAは、主に定型的なバックオフィス業務の自動化を目的として導入されてきました。
しかし近年では、AIとの連携が進んだことで、次のような分野でも活用されるケースが増えています。
- 顧客対応や営業支援などのフロントエンド業務
- IT分野のプロセス自動化
特に海外では、生成AIやAI-OCR、iPaaSなどのツールと組み合わせて、RPAを業務プロセスの一部として利用する動きが目立ちます。
こうした状況から、RPAはAI時代においても、他の自動化技術と組み合わせながら活用されていくでしょう。
RPAがオワコンと言われる3つの理由
RPAがオワコンと言われる理由は、主に次の3つです。

RPAがオワコンと言われる背景には、技術の問題よりも「導入時の期待」と「現在の業務環境」とのズレがあると考えられます。
期待した導入効果が得られていない
RPAは、適切な業務を選ばないと期待通りの効果が得られにくい技術です。
例えば、請求書の発行やデータ入力のように、手順やルールが明確な定型作業の自動化には向いています。
しかし、手順が曖昧な業務や、判断や例外対応が多い業務は、RPAによる自動化には適していません。
このような業務を無理にRPA化すると、想定していたほどの業務削減につながらない場合があります。
期待していた効果と実際の成果に差が生じると、「RPAはそれほど役立たない」と評価されてしまうこともあります。
メンテナンスの負担が大きい
RPAの運用体制を十分に整えずに導入すると、メンテナンスの負担を感じやすくなります。
RPAは、導入後も安定して稼働させるために定期的なメンテナンスが求められる技術です。
例えば、業務システムの画面構成やボタン配置が変わった場合、RPAロボットの動作を修正しなければ、正しく処理できなくなります。
また、ブラウザやOSのアップデートによって、思い通りに動かなくなるケースもあるでしょう。
このような変化に対応する担当者がいないと、トラブルへの対応が遅れがちになり、「管理が大変だ」「使いにくい」といった印象が強まります。
AIなどの新しい技術が進化している
近年、RPA以外にもAIを含むさまざまな業務効率化の選択肢が増えてきました。
RPAは決められた手順を正確に繰り返すことを得意としていますが、自分自身で考えたり判断したりすることはできません。
一方、最近登場したAIエージェントは、人間の言葉を理解して状況に応じて自ら判断し、実際の作業も実行できる点が特徴です。
細かい手順を事前にすべて設定しなくても動作するので、柔軟性の面ではRPAより優れていると感じられる場面もあります。
技術の変化によって、RPAが相対的に古い技術のように見え、「RPAはすでに役割を終えたのではないか」と考える人が増えています。
RPA導入で効果を実感するためのポイント
RPA導入によって効果を実感するには、次のポイントを押さえておきましょう。
RPAの効果を実感できるかどうかは、対象とする業務の選び方やどのように運用するかが影響します。
RPAに向いている業務を理解する
RPAに向いている業務は、ルールが明確で繰り返し発生する定型業務です。
例えば、次のような業務はRPA化することで安定した効果を得やすくなります。
- 同じ手順で行うデータ入力や転記作業
- 毎日・毎月発生する帳票作成や集計
- 判断がほとんど入らない事務作業
一方で、例外対応が多い作業や人による判断が必要な業務を自動化すると、修正や停止が発生しやすく、思っていた効果を感じられない場合があります。
どの業務をRPAに任せ、どの業務を人が担当するかを切り分けることが、導入効果を得るためのポイントです。
RPAの運用体制を整える
RPAは導入して終わりではなく、実際に運用し続けるための保守体制を構築することが大切です。
効果が出ている企業では次の点が整理されています。
- 誰がロボットを管理・修正するのか
- トラブル時の対応フローはどうするのか
- 内製と外注の役割分担をどうするのか
これらが曖昧なままだと、小さな修正にも時間やコストがかかり、「メンテナンスが大変」という評価につながります。
最初から完璧な体制を作る必要はありませんが、最低限の役割分担やルールを決めておくことが重要です。
AIやiPaaSなどのツールを使い分ける
業務自動化は、RPAだけですべてを完結させるものではありません。
最近では、目的に合わせて次のような複数のツールを組み合わせる運用が主流です。
- 画面操作や定型処理:RPA
- 判断や文章処理:生成AI
- システム間のデータ連携:iPaaS
役割を分けることで、RPAに無理な処理を任せる必要がなくなり、結果として運用負担も軽減されます。
すべての自動化をRPAだけで実現しようとするのではなく、最適なツールを組み合わせましょう。
RPA導入に成功すると得られるメリット
RPA導入に成功すると、次のようなメリットを得られます。
実際にアンケートでは、RPAを導入した経験のある人から、「特定業務の工数削減」や「ミスの削減」といった効果を実感したという声が多く寄せられました。

RPAの運用が軌道に乗れば、業務量の削減によって業務品質や職場環境のさらなる向上が期待できます。
業務効率化により、付加価値の高い業務にシフトできる
RPAの導入が成功すれば、従業員はより付加価値の高い業務に時間を割けます。
人がこれまで行っていた定型的な作業をRPAが担うことで、現場では次のような変化が生まれます。
- 単純作業に割いていた時間が減る
- 判断や調整が必要な業務に集中できる
- 改善提案や顧客対応など、本来の役割に時間を使える
RPAの活用によって作業が楽になるだけでなく、人の時間の使い方そのものを見直せることがメリットです。
ヒューマンエラーの減少により、業務品質が向上する
RPAを活用することで、業務品質を安定させ、ヒューマンエラーを減らせます。
人が作業を行うと、どうしても入力ミスや転記漏れなどのエラーが発生してしまいます。
特に繰り返し行う定型作業では、集中力が落ちてミスが起こりがちです。
しかし、RPAによって単純作業を自動化すれば入力ミスが減り、作業品質も均一に保ちやすくなります。
その結果、エラーの修正や再対応にかかる手間が減り、業務全体の信頼性向上につながります。
職場環境が改善し、従業員満足度が上がる
RPAを導入して業務がスムーズに進むと、職場環境の改善や従業員満足度の向上につながります。
特に定型業務や単純作業が多い職場では、仕事量の多さや残業への不満が溜まりやすいです。
しかし、RPAによって業務が効率化されると、現場では次のような変化が起こります。
- 繁忙期の負担が軽減される
- 作業に追われる精神的負担が減る
- 業務に対する納得感や達成感が生まれる
実際に独自アンケートでも、RPAの導入によって「現場の負担が軽減された」と答えた人が全体の30%いました。
このような変化によって働きやすくなり、従業員満足度の向上が期待できます。
RPAの将来性| 他ツールとの組み合わせで広がる活用範囲
RPA単体では、すべての業務に対応できる万能なツールとは言えません。
しかし、次のような他の技術と組み合わせることで、従来よりも柔軟な業務自動化が実現できます。

今後のRPAは他の技術と連携させることで、業務自動化を支える重要な要素として活用されていくと考えられます。
生成AI:自動化範囲の拡大
生成AIと組み合わせることで、判断や文章の生成といった処理にも対応できるようになります。
RPAは決められた手順を正確に繰り返すことが得意ですが、自分で考えて判断したり、文章を作成したりする操作は苦手です。
生成AIを一緒に使うことで、次のように業務を分担し、RPAだけでは難しかった業務にも対応できるようになります。
- 生成AIが内容を判断・生成する
- RPAが画面操作やシステム入力を担当する
AIが考える部分を担い、RPAが実際の操作を担当することで、問い合わせ対応やレポート作成など複雑な業務の自動化も実現しやすくなります。
AI-OCRやiPaaS:業務プロセス全体の自動化
AI-OCRやiPaaSと組み合わせることで、業務プロセス全体の自動化を実現しやすくなります。
RPAは画面操作による処理を得意としますが、紙書類の読み取りや複数システム間のデータ連携といった領域は苦手です。
こうした課題は、他の自動化ツールと役割分担をすることで解消できます。
- AI-OCR:書類情報をデータ化
- iPaaS:システム間のデータ連携
- RPA:画面操作や補完処理
このように役割を整理することで、業務全体をよりスムーズにつなげます。
RPAはオワコンではない!考え方や使い方が重要
RPAが「オワコン」と言われる背景には、技術自体の限界ではなく、導入時の過度な期待や活用方法とのギャップがあります。
実際、RPAは多くの企業で利用されており、特に定型業務の効率化には有効な手段となっています。
しかし、RPAはすべての業務に適用できる万能なツールではありません。
業務選定を間違えたり、運用体制が整わないまま導入したりした場合は、期待した効果を得られず「使えない」と評価されることがあります。
最近ではAI技術が進化しているため、今後は他の自動化技術と組み合わせてRPAを活用することがますます重要になっていくでしょう。
RPAやAIなどを使ってDXを進める際は、業務内容や直面している課題に合わせて最適な手法を選択することが大切です。
FULLTIMEでは、「RPAはオワコンではないか」「このまま使い続けてよいのか」と感じている企業への運用の見直しや、活用方法のアドバイスを行っています。
RPAやAIの導入を検討している人や、今後の活用方法を整理したい人は、ぜひお気軽にご相談ください。
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